東京都23区と埼玉県南部で震度5強を観測する地震の発生を受け、松野博一官房長官は8日午前1時10分に2度目の記者会見を開き、「現在のところ重傷者1名のほか、程度が不明の負傷者が16名と報告を受けている」と述べた。
松野氏によると、重傷者は東京都江東区で確認された。首都圏1都3県で計2件の火災が確認されたが、「1件は鎮火し、もう1件も鎮火の方向との報告を受けている」とした。また、各地で漏水が多数発生しているという。
松野氏の会見後、岸田文雄首相も首相官邸で記者団の取材に応じた。首相は「東京23区内で震度5強以上の地震が発生するのは10年ぶり、東日本大震災以来」と説明。「帰宅困難者が生じているという報告を受けている。帰宅困難者に対しては、(鉄道)事業者に対して、できる限りの協力を要請しているところだ」と話した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル